堀江貴文氏(以下 ホリエモン氏)が、レバノンまで行って起訴された後に国外逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告と対談しました。対談がYouTubeで公開されました。
ベイルートで和牛を取り扱っているレストラン経営者の知人の仲介で対談がかなったそうです。
対談の内容をまとめてみました。
ホリエモンがレバノンでカルロス・ゴーンと対談! カルロス・ゴーン氏の近況は?
現在65歳のカルロス・ゴーン氏ですが、日本にいるときよりも若返ったようで10歳以上若く見えると言うホリエモン氏。確かに起訴されたころと別人のようにツヤツヤしています。
どうやらレバノンで、心身共に自由になって幸せに暮らしているようです。
「身体だけじゃなく精神的にも自由になり行動できるようになった。また再び自由になれたことはとても大切だと思う。」と言っているので、日本では人とのつながりが厳しく制限されていたようです。
ホリエモンがレバノンでカルロス・ゴーンと対談!カルロス・ゴーン氏の司法制度を批判
「中立な立場でなければならない検察官が、日産の役員と検察官の協力によって逮捕された。何ヶ月も前から私に秘密で計画されていた。誰もがなぜ私が架空の事件で逮捕されたか理解していませんでした。なぜならその報酬はまだ法的に承認されておらず、まだ私に支払われているものではなく、将来的に支払われるかもしれないというものだからです。」と、でっち上げ逮捕であると主張しました。
またメディアや日産からは「欲深い独裁者である」と人格攻撃をされたが、実際はマーケットの現状を把握するために頻繁に出張しており非常に忙しかっただけである」と主張しました。
「裁判官が検察官より弱く、日本の裁判のボスは検察官。裁判官も含め、全員が怖がっているのは検察官なのだ。それは私にとって大きな驚きでした」と日本の司法制度を批判しました。
「検察側が99.4%勝ち続けているということは、ルールがおかしい。キャリアを積んだ検察官が被告側弁護士に転職すると、0.6%しか勝てないようになる。」と矛盾点を指摘しました。
「日本人は変わらなくてはいけない。しかし検察組織の力は本当に強い。日本の政治家、安倍首相でさえ現状を変えることはできない。もし、彼らが刑事司法制度を変えようとするなら、もしかすると検察官は政治家を逮捕するだろう。」と堀江氏は問題を提起しました。
ホリエモンがレバノンでカルロス・ゴーンと対談!ぶっちゃけた内容ってナニ? まとめ
「真実を伝え、制度を非難し、二度と同じ過ちが起きないようにすることが私の義務。司法制度を改善するための努力がうまくいくことを願っている。日本は公平なシステムを望んでいるので悪いシステムを適用し続ける国ではない。」と17年間も日本の企業ために働いてきたにもかかわらず、過去の業績をすっかり忘れ去ろうとした日本のことを心配していました。
器が大きすぎます。
やはり世界のゴーンは健在なのだと感じました。